カートをみる ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
 

コーヒーの主な産出国

イエメン共和国
首都:サナア

日本国内輸入順位:

アラビア半島の南端に位置し首都サナア周辺は優れた農耕地帯として知られています。
栽培用のコーヒーは紀元6世紀頃、エチオピア人の侵入と半世紀に渡る占領を受けた際に、占領者によって移植されたと推測されています。 これが今日の世界のほとんどすべてのコーヒーの祖先であり故郷です。 16世紀にはじまるオスマントルコ支配とほぼ同時にコーヒーは重要輸出産品となり、19世紀にイギリス植民地となるまでの長い期間、コーヒーは種子としての輸出を禁じられていました。
その精製過程には予備焙煎あるいは煮沸が組み込まれており、豆は発芽能力を奪われていたと伝えられています。
当時の輸出積出港モカは、現在ではコーヒーの代名詞となっています。 重要な産地はバニー・マタル (Mattari, Bani-Matar)に代表される紅海に沿った山岳地帯で、栽培の歴史は古いです。


インドネシア共和国
首都:ジャカルタ

日本国内輸入順位:3位


一万数千を数える大小の島よりなる最大の群島国家で、肥沃で標高差の激しい大地、熱帯とモンスーンで知られています。
コーヒーは17世紀後半にオランダによりインドからジャワへと苗木が移植され、18世紀初期にアムステルダム輸出によって世界へのコーヒー拡散の時代が開始されました。 現在の生産量はブラジル、コロンビアに続く世界第3位にまで増えています。 インドネシアではアラビカ、ロブスタの両方が生産され、また水洗、非水洗の両手法が採用されていますが、格付けにおいては共通の基準による欠点法です。良質のコーヒー豆は地域名と豆の特徴による名称がよく使われています。 Cafe Pamでは
カロシ・トラジャ、ミルキーマンデリン、マンデリン・トバコを扱っています。

エチオピア民主人民共和国
首都:アディスアベバ
日本国内輸入順位:6位

エチオピアは国土のほとんどがサバンナ気候の高原で、コーヒー輸出が最大の産業です。 生産方式はほとんどが非水洗式ですが、一部では水洗設備を備えているところもあります。
ハラー、カッファ(ジマ)、シダモなどの大産地では中規模ながら農園が管理されていますが、そのほかは個々の農民が小規模に栽培するか、または野性のチェリーを収穫しています。
格付けは欠点法が採用されています。 エチオピアのモカは原産地のワイルド・コーヒー (それかそれに近いもの) で、味には広がりがあります。 コーヒー原産地と言われるエチオピアには16 世紀に焙煎という加工が広がる以前からのコーヒー (bunn) 利用があり、それは現在でも一部に残っています。
特にコーヒーの儀式はよく知られています。


グァテマラ共和国
首都:
日本国内輸入順位:5位

グァテマラの南半分、太平洋に接する地域はシエラ・マドレ山脈の一部をなしていて、残りの北半分のメキシコとベリーズにはさまれた部分は高原になっています。 この地形的特徴はコーヒーの生産には大変適していて、良質のコーヒーが産出されていますが、ほとんどが人手によって作られています。農園は家族経営が大半で、収穫から水洗処理までを一貫して行います。
グァテマラのコーヒーはブルボンかその変種が多く生産されています。主要な産地は多数ありますが、高度差による品質の違いで名称が付けられていることが多くあります。 サン・マルコス、ケサルテナンゴ、スチテペケス、サンタローサ、チマルテナンゴ、エスキントラ、アルタ・ベラパス(コバン)、アンティグア・・・.などですが、品質的に平均化してしまった現在ではこれらの事実上の違いは高度差くらいです。
等級は高度差のみによって付けられています。SHBは最高級品で4500フィート以上の産地で生産されたものです。


コロンビア共和国

日本国内輸入順位:4

コロンビアは大部分がアンデス山脈の北端部分に属し、1,000m以上の山脈または高地で、気候は7~18℃に安定した常春です
アンデスの三つの尾根が並行し、かなり凸凹していて、東南部は平地でアマゾン川に接しています。
土壌は全体的に肥沃で弱酸性。斜面地が多くて水はけも良好です。コロンビアは世界でもっとも重要なコーヒー産地のひとつです。産出量はブラジルについで多く、相対的に需要も多くあります。 適度の酸味とコク、バランスの良さから単品でもブレンドでも個性的なコーヒーを作るのに重宝します。
不作の年などはコロンビア・コーヒーはもっとも手当の難しいコーヒー豆のひとつです。
かつて北部では上質なコーヒーの大産地として有名でしたが、品種改良の進展による味覚面での品質悪化が問題となってきているといわれます。しかし古くからの産地である南部の地域における小規模な農園では伝統種であるティピカ種が今でも多く残っていて、かえって高い評価が付いているほどです。
コロンビア・コーヒーはすべてウォッシュト(水洗式)です。農園ごとに収穫、果肉の除去、水洗処理、乾燥が行われています。
選別は比重選別とハンドピック、スクリーン選別が行われ、スクリーン17以上を80パーセント以上含むものをスプレモ(SUPREMO)、14以上の無選別品をエキセルソ(EXCELSO)と格付けしています。


ジャマイカ

日本国内輸入順位:

ジャマイカは、北カリブ海に位置する島国で、気候は熱帯に属しています。
北部の珊瑚砂の海岸、海岸線を分断する険しい山岳とそれをとりかこむ森林、細流、湿地帯と肥沃な土地に恵まれ、観光を最大の資源としています。
コーヒーはイギリスによるプランテーションの時代から継続されています。古くからの木を保ち、手作業で収穫し、丹念に選別し、さすがは最高のブルーマウンテンというイメージが根強くあります。
ブルーマウンテン (BLUE MOUNTAIN) は山地であるブルーマウンテン地区の一定高度(4,000 フィート)以上のものに与えられる商標です。
ブルーマウンテンにはNo.1, No.2, No.3, triage がありますが、本来は国内で使用されるような最低規格の triageが潤沢に日本に輸入され、また使用されているのは残念なことです。本来の輸出規格品は No.1, No.2 であり、No.1 は SCR 18 となっています。 ブルーマウンテン地区の精製工場のWALLENFORD は、高品質との評判が高く人気があります。他にブルーマウンテン地区外のコーヒーとしてハイマウンテン (HIGH MOUNTAIN)、プライムウォッシュト (PRIME WASHED)、ウォッシュト (WASHED) があります。


タンザニア連合共和国

日本国内輸入順位:7


タンザニアはアフリカ中央の東岸に接する高原部 (タンガニイカ) にあり、気候は熱帯性の多湿な湾岸部とサバンナに支配される内陸部とがなだらかにつながっています。
また北東のケニア・キリマンジャロから南部に伸びた山岳部の斜面地は、十分な降雨が見込める農耕地帯となっていて、タンザニアはこの地域での耕作がほとんどの生産高を占める農業国です。
コーヒーがもともとわずかながらも自生していたことからもコーヒーの生産に適した土地であることがわかります。銘柄としてはキリマンジャロ・コーヒーが有名です。
格付けについてはサイズと品質によって行われています。サイズはAAが一番大きく、品質はFINE が最も上質とされています。栽培されている品種は自生のモカではなく、ドイツの植民地時代に移植されたブルボン系の苗木の子孫です。


パプア・ニューギニア

日本国内輸入順位:12

ニューギニア島東部を中心としたオーストラリア北部の群島国家。気候は熱帯であり、雨期と乾期がきわめて明確に分かれています。
温暖でコーヒーの栽培にはきわめて適していて、栽培地では一般的にブラジルなどで開発された優秀な苗木を購入するか、近隣の栽培国からの移植を行っていますが、ニューギニアではジャマイカのブルーマウンテン地区からの種子の導入を行っています。
このためインドネシアやアジアのほかの国々とはタイプの違う独特のコーヒー生産が行われ、栽培品種は大半がアラビカ種です。精製方法は水洗式で、格付けはサイズと欠点、異物の混入率で決定されています。


アメリカ合衆国ハワイ州



有名なハワイ・コナは火山西部の斜面にある海抜500フィート以上の地域の一帯で栽培されています。
気候的には極めてコーヒー栽培に適した地域で、斜面では午後の強い日差しはやわらげられ、雨は適切に降り排水能力も優れています。
品種はグァテマラ産のティピカ種です。ハワイアン・コーヒーの格付け基準は欠点法でExtra Fancyが最上級となっています。

ブラジル連邦共和国

日本国内輸入順位:1

地形的には高い山が存在せず、600~1,000mの高地と平地が広がり、気候は大部分が熱帯に属しています。内陸部は肥沃なカンポ・セラード(森林サバンナ)、南部のパンタナル地方は低湿サバンナ、北部はセルバ(低木森林地帯)となっています。
コーヒーの精製には水洗処理に必要な大量の水の確保が難しく、伝統的な乾燥式が主流で、ナチュラル・コーヒーの代表的な銘柄となっています。
ブラジルの栽培品種はブルボン系が大半で、味はやわらかくクセのない中性的なものが多くを占めています。
最大の人口と積出港サントスをかかえるサン・パウロは古くから開発が進み、かつては栽培の中心地であり、生産量とよい品質の両立する土地でありました。
ミナス・ジェライスはサン・パウロの北部につながる州で、連邦地区ブラジリアにも接しています。サン・パウロ側の一部での栽培が行われてきましたが、大霜害のあとは内陸部セラード地帯の開発が国家事業として推進され、温暖で霜害の危険が少ないことと、最新の灌漑設備や栽培技術が導入され品質面、生産量でも最大の生産地となっています。
格付けの基準はタイプ、サイズ、カップの複数が採用されています。完全なコーヒーは存在しないという意味で NO.1 はありません。


ベトナム社会主義共和国

日本国内輸入順位:2

ベトナムでの栽培種の大半は戦後に中央アフリカから導入されたロブスタ種です。
これは輸出産品として生産されるものであり、大規模工場で水洗精製されています。アラビカ種は栽培初期にアナンから持ち込まれたものや後にインド、中国から輸入したものの子孫で、さらに遡ればこれらはキューバ、ブラジルに由来するものです。
生産量は少なく、まだ輸出段階ではないとされていますが、近代農場での生産はすでに軌道に乗りつつあります。輸出と国内向けを合計した全体の生産量は非常に多く、インドネシアを抜いて世界第三位となっています。
ベトナムでのコーヒーの飲み方は独特でベトナム式とも呼ばれています。真黒に煎りあげたものを、今日では他では見られなくなったような旧式の金属フィルターで濃くドリップし、それを加糖練乳と半々で飲用します。


メキシコ合衆国

日本国内輸入順位:14

北米南部の高原と砂漠の国土を持ち、オーガニックコーヒーの生産地としても有名です。

中華人民共和国

日本国内輸入順位:17



コーヒー栽培の歴史の新しい国。1920年にインドネシアよりロブスタを移植し、1950年にはアラビカを導入。極く小規模で栽培試験を続けています。
栽培は北回帰線直下の雲南が中心で海南、上海にも施設があります。味は個性に乏しく平坦です。

ページトップへ